温かい言葉をかけられる人になる
心の奥底に達して、あらゆる病を癒せる音楽、
それは温かい言葉だ。
人間としての器量や品格の高さを測る基準は人によって
違うかもしれない。その人の徳である。
では徳はどうやってわかるのか。
一番わかりやすいのは、その人がどれだけ他人に
「温かい言葉」をかけているかどうかだろう。
もちろん実践もそれに続くのだが、まずは言葉だ。
人間が万物の霊長といわれるのは、言葉を持ったこと
そしてそれによって他人を深く思いやれる心を持てる
ようになったからであろう
つまり、徳というものを持ったということだ
新渡戸稲造も「武士道」第5章の書き出しで
次のように述べている
「愛、寛容、同情、燐燗は常に最高の徳とされ
人間の心や精神が持つ性質の中において最も高いものと
して認められてきた」
人として目指すべきはまずは、自然な形で温かい言葉を
かけられるようになる事であろう。
著者 ラルフ・ワルド・エマーソン