縁起の法則
「人は自分の人生を自分の思いでつくれると
思っているがゆえに悩み苦しむ。人生は自分の思いで
できあがっているのではなく、自分の思い以外の
神仏や周りの人々のおかげで成り立っている」
お釈迦さまはそう言った
菩提樹の下で瞑想に入ったお釈迦さまが、12月8日の朝、
日の出の光を浴びて「わかった、私は悟った」と修行していた
5人の仲間に語ったのが「縁起の法則です」
それまでお釈迦さまのことを軽蔑していた5人は
それを聞くやいなや「私たちは、あなたを師匠として
これから一生ついていく」と決めました
自分の人生を創っているのは、自分の「思い」ではない。
自分の人生を創っているのは自分ではない。
自分以外の神仏、友人、知人、家族というものが
人生を成り立たせてくださっています。
たとえば、コップに入っている水を飲むとき、
ぞれは自分の「思い」がそうさせているような気がします
しかし、コップをつくったのは明らかに自分自身ではない
ガラスをつくり、コップを製造したひとがいなければ
私たちが水を飲むことが出来ません
さらに言えば、そもそも「水」というものが存在しなければ
私たちはそれを飲むことが出来ません。
水は自然のものであり、自分の意志でつくる事は
できないからです。
だとしたら、私たちは人生を成り立たせてくださっている
神さま、仏さま、友人、知人、家族に対して
ひたすら感謝するしかありません
自分の人生に参加する方法は、そうやって感謝すること
以外にないのではないでしょうか。
著者不明